ども、稀見理都です。

先日、RaTe先生と将棋の名人戦、第一局の大盤解説に行ってきました。先生は大盤解説初体験という事で、かなり緊張かつワクテカされていましたが、最後まで勝負がわからない大熱戦をLIVEで観賞できてとても満足だったようです！

名人戦が行われたのは目白の「椿山荘」。そこへ行く途中の桜並木の光景が綺麗だったので、思わず男２人ですが「情緒あるね〜」としみじみ春の訪れに浸ってしまいましたｗ



先日あるルートから、「堀川悟郞 全作品掲載誌リスト」という同人誌を頂いたんです。今回は、その同人誌があまりにも素晴らしかったので、紹介させていただきます！




堀川悟郎先生と言えば、少女マンガのような繊細な細い線にもかかわらず、とても肉々しいムチムチな女の子が、ハードプレイで陵辱される、なんとも絵柄とのギャップがとても印象的な作家さんです。特に、黒と白のコントラストが綺麗で、最近ではこういうコントラストが綺麗な絵柄の作家さんはずいぶん減ったなーという印象がありますね…。



そんな先生のファンである、尾張甲賀狼さんの珠玉の同人誌が「堀川悟郞 全作品掲載誌リスト」なのです！

この同人誌の凄いところは、先生の完璧なまでの作品リストで、商業誌はもちろん、同人誌、フィギア、付録品、DVDなどの周辺作品から、はたまた海外版コミックス、掲載誌のコメントまで、堀川悟郞先生が関係している全てのものを網羅している点です。

※以下、画像資料はとらのあなさんの同人誌紹介ページより引用







と、もうありとあらゆるデータを細かく丁寧にまとめています。
こういうデータ本は、えてしてデータの列挙だけに終わって見にくいものが多いのですが、この同人誌はその点非常によくまとめていて、とても見やすくなっています。

こういうアーカイブは、著者にとっても非常にありがたいもので、自分の作品って実はなかなか自分ではまとめてない作家さんも多く、こうやって第３者の方にまとめてもらって初めて、「あ〜こんな作品描いてたかも〜(^_^;」と思い出すことも多いんですよｗ

また、普通に「サブカルチャー」の研究資料としても貴重な物になることは確かです。

何よりこの同人誌で面白いところが堀川先生への「インタビュー」が載っている点です！(；ﾟ∀ﾟ)=3



データ本というカテゴリーを越えて、ファンブックとしても十分楽しめる内容になっています。一応「インタビュー同人誌」というジャンルで記事を書いている自分にとっても、ここはやはり一番気になる点ｗ

内容自体は非常に面白く、堀川先生と、まだ同人ショップでバイト中だった某TI出版社の社長との出会いとか興味をそそる話が満載です（笑）

こうやって綺麗にまとめられているインタビューですが、そこに居たる取材や編集が自分でもやっているが上に想像できて、影に隠れた「苦労」も同時に見えてくるという…（いや、ホント大変なんですよ〜）

最後には、堀川先生直筆の（イラスト入り）コメントと、ほんとファンにはたまらない、そしてデータマニア（僕だけ？）にもたまらない１冊になっています。



即売会などでは手に入らない貴重な１冊で、現在とらのあなで委託中（予約中）とのことです。興味のある方は是非購入しましょう〜( ^_^)／





個人的にも、こういう評論の流れが広がってくれることは非常に嬉しい事です。
著者、編集者、読者の潤滑油として、評論やファン活動があると思っていますし、逆にそういう形が創作の場をよりよいものにしていけると信じて…