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2012
三峯徹御大のデビュー投稿作が確定される
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ども、稀見理都です。

昨日は一般参加でコミティアに参加してきました。コミケとは違った落ち着いた雰囲気がわりと好きなので、新刊とかが作れればでてみたい即売会ではあります。(でも、さすがにそこまで定期的に出せないの、希望だけなのですが(^_^;)

さて、今日の話題は、エロマンガファンいや、作家編集者でももう知らない方はいない、伝説のハガキ投稿職人の「三峯徹」御大です。名前がピンと来なくても、下のイラストを見れば、誰もが理解するエロマンガ界一のセレブ(有名人)である事は間違いないでしょう。

何十年もぶれない、三峯先生のイラスト!


しかし、あの「タモリ倶楽部」にも出演した(顔出しじゃなかったけど)有名人である三峯氏ですが、謎もまた多い方でもあります。

個人的に気になっていたのが、三峯先生のデビュー投稿作品です。ウィキペディア等にいろいろ詳しく説明がある三峯氏ですが、デビューに関しては1990年初め頃から、雑誌に投稿を始める…としか、書かれていません。

何故、その辺が曖昧なのか? ここはハッキリさせたいと、いろいろ手を尽くして調べてきました。そこで、これがデビュー作ではないか?というものを探し、是非鑑定していただこうと画策していたのですが、ようやくそのデビュー作が判明いたしました!


■デビュー雑誌は「ペンギンクラブ 山賊版」

まず、どういう手順でデビュー作を確定させるかという事ですが、とりあえず私が持っている雑誌の中で、三峯氏の投稿ハガキ(正確にはハガキサイズのケント紙)が載っている一番古いものを探し出し、それを三峯氏本人に鑑定していただく、という流れで進めてみました。

一応、「ペンギンクラブ 山賊版」でデビューした!という事までは知っていたので、1990年前後の山賊版を漁ることから初めて見ることに…

すると、とにかく所有している山賊版の中で三峯氏の載っている一番古い号が判明。その号は、1989年9月号!

ペンギンクラブ山賊版 1989年9月号


初期の山賊版のロゴはこういう感じだったんです。どうでもいい蘊蓄ですが、そもそも「山賊版」は1988年創刊で、当時の人気作家「亜麻木 硅」先生の作品増刊号として創刊され、その後本誌「ペンギンクラブ」と平行して発行される事となります。

なので、創刊して1年目ぐらいに三峯先生が登場します。

そしてこれが、そのページです。

三峯氏の最初の投稿ハガキと思われる作品が載ったページ


そして、拡大!!

こ、これが、最初の投稿ハガキ??


これは懐かしい、「三峯仮面」のイラスト。投稿初期によく描かれていたという、伝説の三峯仮面なのか! 今の、女体画とはまたちがう雰囲気ですが、タッチは確かに三峯氏です!

というわけで、私の捜索の中ではこの作品より古いものが見つからなかったので、じゃこれを三峯氏本人に確認してもらおうと、2月5日に行われたコミッティアに参加されていた、三峯先生に直撃取材を行いました!
(いや、面識自体はあるけど、改めてw)

この雑誌を見せると、開口一番「なつかしいな〜〜〜」と(笑)

で、本題のこの投稿ハガキが三峯氏の初めての投稿ハガキ(美少女コミック雑誌への)なのか!? という部分を聞いてみた。

すると意外な事実が判明!

実は、投稿自体はこの1号前から行っていて、それが初めてであることが判明。しかし、その投稿はいわゆる文字投稿で、ハガキサイズではないとのこと。わかりやすく言うと、上にあげた投稿ページの載っているページの一番下の、文字(といっても手書き)の長方形部分だったそうです。

しかし、ハガキサイズで大きな1枚絵が載った号としては、この1989年9月号が初めて!という事の認定をもらいました!!( ^_^)/

1989年といえば、平成元年ですよ。昭和が終わり、宮崎事件の報道が激化していたこの当時、三峯氏が降臨したのです!!

というわけで、しっかり認定を受けたので、この号に三峯先生の「確定」サインを頂きました!

「三峯の歴史の本である!!」と書を頂きました


裏表紙ですが、三峯先生の書を頂きました。
ちょうど裏表紙に、三峯先生がこの世界に入るきっかけになったと言う、森山塔先生の「とらわれペンギン」のゲームの広告が(笑)

ただ、投稿デビュー作の1号前の「山賊版」はまだ持っていないので、さりげなく情報を募集しています。

いや〜長年の疑問が晴れてよかったですw
 
82 ero

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