2009
エロ表現における乳首残像の歴史
80 ero
ども、稀見理都です。

どうも、サイトが重いという声がちらほらと…
まだ開発途中と言う事もあり、プログラムソースを無駄に入れている部分と、JavaScriptのライブラリを圧縮してなかったり、さらに安い共有サーバを使っていたりするので、もしかしたら重いと思われる方もいるとは思いますが、今後より最適化を図っていく予定なので、もうしばらく辛抱ください。
その分、コンテンツでカバーします(^_^;

さて、エロマンガにおける独特の表現は近年の「アヘ顔」や「透視図」「断面図」「内部カメラ視点」などのいろいろな表現方法を開発してきました。その中でも、もうエロマンガにおける古典的表現とまで言われる「乳首残像」について、その歴史と現状を少しお話ししたいと思います。

Daisy 天太郎(著)


上の絵は天太郎氏の「Daisy」からの一コマで、乳首残像における代表的な使い方になります。

おっぱいの揺れを、おっぱいの動線を使わずに、乳首の残像効果によって動きの激しさを現した典型的な使用例と言ってももいいでしょう。ただ、よく考えてみたら、乳首だけの残像が残るといというのは物理的にはおかしいというか、乳首が発光していればわかりますが、明るい場所でこのような残像が現実に映像として見ることはないと思われます。

では、なぜこの表現が一般的に使われ、支持され、エロマンガにおける基本的な効果となったのでしょう?
また、この効果を初めて使い始めたマンガ家はいったい誰なんでしょうか?

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2009
和六里ハル イキ顔の「アヘ顔」化の検証
150 ero
ども、稀見理都です。

というか、今日はタイトル話半分でシステムのテストと、私の好きな和六里ハル氏の新刊を少し紹介致します。

まずシステムアップグレードの話から…

もう気づいていると思われますが、説明が必要な単語には注釈がフキダシ形式で出るシステムを導入しました。

個人的に、ハテナブログなどの単語説明機能が好きではなかったので、必要な人がクリックして、ダイレクトに見れるようにしたい!と思って作ってみました。

あと、これは愚痴ですが、ダメモトでアマゾンのアソシエイトサービスを申し込んでみたんですが、見事に玉砕しました_| ̄|○

「誠に残念ながら、お申し込みを承認することができませんでした」と言われてしまいました。(; T_T)

いや〜最近アソシエイトは、少しでもエロがあるとダメ!と言われているぐらい厳しい基準があるらしく、ま〜こんなドメインでブログ書いてりゃ〜そりゃ落ちるわ… って感じです。

でも、決してアダルトサイトじゃないんだけどな〜 まじめにエロと向き合って、研究していこうと思っているのに、残念です。ま、お金稼ぎが目的ではないので、そんなにショックはないですが、その代わり自分で、本などの紹介システムを作りました。

新婚姉妹
著者:和六里ハル
発行日:2009年2月7日
1,050円(税込)


まだ、テストの段階ですが、一応、表紙と作者、その他の情報をデータから表示するようにしました。ただ、悔しいのでまだアマゾンへの直リンクはしてません(笑)

というわけで、今日は簡単に和六里ハル氏の新刊と、旧作について語りたいと思います。


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2009
女子とエロ(接触編)
95 ero
今回はエロマンガに関する話題ではありませんが、「女子とエロ」というテーマで女の子にとってのエロ、とはいったい何であろうか? と言うことを参考文献をながめつつ少し考えたいと思います。

少し誤解があるかもしれませんが、単純にエロい話ではなく、女子が体験する、感じる、考えるエロという部分に注目しつつ、それが男子とどのように違うか、と言う男子視点で考えてみるということです。

我々男子は多かれ少なかれ、だいたい思春期あたりに「性」の目覚めを体験し、比較的活発に友達同士で「エロトーク」(オナニーネタや、エロメディア、体験談などなど)を繰り広げる訳ですが、はたしてこのような現象は「女子」でも全く同じなのだろうか?

というか、女子がどのようなきっかけで「性(エロ)」に目覚め、考え、悩んだり、自分の中のエロを成長させていくのかという部分には、大いに興味があるわけです。(^_^;

そんな、エロとの出会いや、体験を赤裸々にエッセイにした「絵ロ本(えろぼん)」という本を読んだので、まずはこのレビューを…(ようするに前振りか)


絵ロ本 立花里子(著)


この本の著者の「立花里子(たちばなりこ)」氏(通称リコピン)は元AV女優の方で、つい先頃「常にエロエロ淫乱であることが、真のエロではない!」と悟り、自分にとっての真のエロとは何か?という新しい目的を持ってフツーに生きていくと、すばらしい決意をされた方です。

そんな彼女が、いわば自分のエロ半生(と言ってもまだ21歳)を得意のイラスト入りエッセイが描いた本がこの「絵ロ本」になります。
AV女優が描いたエッセイと言うだけで、男子は無駄に想像して勃ってしまいそうですが、実はこのエッセイAVを仕事にしていた部分は全くなく、生まれてから高校生での初体験(しかもレズ)までの期間なので、男子が期待するようなエロい話はありませんが、彼女ならではなのか、非常に面白い体験をおもしろおかしく描いてあるので、参考になるし、かつ笑えます(^_^;

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2009
ふたなり素人解剖学
62 ero
ども、ですます調が未だはっきりしない、稀見理都です。

このブログは私がフレームワークから作っていて、いまだ未完成状態ですが、今週は開発を進めていました。そのため記事の更新ができなかったんです、すいません(^_^;

さて、今日は少しふざけた記事を(笑)

私は「ふたなり」というジャンルが好きなんですが、「ふたなり」というテーマで記事を書くとなんか膨大になりそうなので、今日は医学的アプローチ(でも素人)を少し考えてみました。

そう言えばいつ頃から「ふたなり」というジャンルが好きになったのかと思い返してみたら、やはり起源はこのあたりにあったと思います。


奴隷戦士 マヤ このどんと(著)


先頃「愛蔵版」がでましたが、私が初めて「ふたなり」エロという物を意識し始めたマンガだったと思います。この頃はまだ「ふたなり」というキャラは一般的ではなく「ふたなり」という状態を説明するためのいろいろなストーリーの工夫がありました。

「奴隷戦士 マヤ」の場合は寄生虫のような虫を女性器に入れることで男性器が根付く?という、SF的設定がありました。何故チンコがあるのか? という理由付けがいろいろあった訳で、今のように何の説明もなしにキャラとして出してもいい時代ではなかったとは思います。

それ故、SF的な設定や、ファンタジー、哲学的な少し変わった話が多かったと思います。

さて「ふたなり」と言っていますが、ここで言う「ふたなり」は俗に言う医学的な「半陰陽」というものではなく、エロマンガの中だけに登場する「架空」の設定(性器)を持ったキャラを指します。男性器と女性器の両方を持っているキャラなので「ふたなり」であり、今回の記事ではあくまでマンガの中のキャラだけに限定します。

では、エロマンガにおける「ふたなり」にはどのようなタイプの「ふたなり」が登場するのかを具体的に見ていきましょう。

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2009
女流エロマンガ家に夢を追う!
59 ero
ども、稀見理都です。

おまえの文章は「硬い!」という指摘をちらほら…
すいません(; T_T)/

もっと気楽に楽しく読める物書きを目指してがんばります。

さて、今日のテーマは「女流エロマンガ家という存在」についてです。
これは、もちろん現実の女流エロマンガ家もそうですし、キャラとしてのマンガ家も含みます。

ネットで最近話題になった「女の作者の描くエロにはエロさを感じない」という、(2ちゃんのスレッドが元ネタですが)話題を元に、エロマンガにおけるちょっとした「エロマンガ的テクスト論」や「女流エロマンガ家キャラ論」を適当に語ってみたいと思います(だんだんいい加減になっている?)

今もっとも人気のある「女流エロマンガ家」とえいば米倉けんご氏ではないでしょうか?



彼女の代表的な作品「ピンクスナイパー」(しかも画像は英語版)は多くのファンを生み出しました。ただ、人気があるといっても彼女の場合は少し特別で,ある意味「もっとも女性から指示を受けている女流エロマンガ家」というべきかもしれません。

何年か前にコミケで彼女の同人誌を買いにサークルまで行ったのですが,並んでいる列の8割が女性という,男性向けエロ同人サークルの列としては驚異的な比率をみて驚いた事がありました。

近年、アマゾン(買いやすい)やBLからの流入などで「男性向けエロ」に女性ファンが増えてきたことは確実だとは思います。ファンが増えれば同時にエロマンガ家になりたいと思う女性も増えるわけで、昔に比べて女流エロマンガ家さんが増えたこともこれまた事実でしょう。
米倉けんご氏(通称ヨネケン)がこれだけ女性に支持される理由はそれだけで十分記事になるので今回は置いておいて、テーマである「女流作家が描いたエロをどう読むか!」という部分を少し考えてみよう〜。

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2009
オナホールは2次創作の夢を見るか?
20 ero
去年のコミケ(C75)の3日目、西館。ちょっと気になっていたサークルがあったので覗きに行ってみた。そう「オリジナル・オナホール」販売サークルである。

何を持って「オリジナル」か? というのは少し難しいが、少なくとも既製品をそのまま売っているわけではないので、コミケ的には問題ないということだ。

3日目、西館のサークル「汁屋」で販売との事前のニュースから、私もどのようなものか気になって、昼前に覗きに行ったのだ(^_^;

すると、なんと言うことか、目的の通称「オナホ」はすでに売り切れていた! これが、本当のオナホとしての需要なのか「ネタ」としての需要なのか? 今だアフターレポートがないのでよくわからないが、あまりの人気に正直びっくりした。

そもそも、同人誌のように大量生産ができる代物ではないので、数が少ないと言うことは確かだが、そのぶん単価も高い。

コミケでの新しい「オタク物品」として興味があるのでいろいろ調べてみると、いろいろな意見があることを知り、コミケにおける2次創作のあり方という事について改めて考える必要があるかもしれない、と感じ自分なりにもまとめてみた。


■そもそもオナホールって何?

この記事を読んでる方にはもうほとんど説明はいらないとは思うが、一応簡単に書いておく。(と言っても,写真ぐらいだけど)

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2009
今エロ本はどこに落ちている?
18 ero
ども、稀見理都です(^_^;

昨日の書き込みから急にアクセスが増えたと思ったら、有名サイトの「カトゆー家断絶」さんからリンクが…ヽ(*°ω°)ノ

いや〜本当にひっそり始めたブログだったので、もうすこし見つからないようにネタを溜めようと思ってたんですが、こうなったらなるべく多くの人に楽しんでもらえるように、内容ももちろん「システム」の構築もがんばります(^_^;


■今エロ本はどこに落ちている?



しょうもないネタで申し訳ないですが、今もまだ「エロ本」はどこかに落ちているんでしょうか?(^_^;

自己紹介の所にも書きましたが、私のエロマンガ第一接近遭遇は小学生の時に竹やぶで見つけた「エロトピア」でした(年がバレますが)。

しかも何故か毎週、新刊のエロマンガ雑誌が落ちていて、見たいばかりにようもなく毎週竹やぶに入っては興奮していました(^_^;

今思えば、竹やぶの奥で工事か何かで作業をしていたおじさんが、昼休みあたりに読んでいてそれを捨ててたんじゃないかとは思います。(半年ぐらいでなくなったので)

でも、家の周りには竹やぶが多かったので、いろいろ探検しているとエロ本が結構な確率で見つかりました。いつしか、竹やぶには「エロ本の泉」があり、定期的にあふれ出てくるんだと勝手に思っていました(笑)

大人になってこういう話をすると、結構みんな、竹やぶや雑木林でエロ本を発見しているじゃないですか!(^_^;

でもってどうでもいい検索をしてみた。

エロ本が見つかるのは、竹やぶか雑木林か!?

エロ本 竹やぶ の検索結果 約 4,170 件 エロ本 雑木林 の検索結果 約 6,930 件
林や森、山など抽象的にするともっと増えるけど、この2つだと「雑木林」の方がエロ本が落ちているようだ(笑)

ま、当時のエロ本は「劇画系エロマンガ雑誌」「ビニ本」などが主だったけど、逆に今は「エロ本」というくくり自体が曖昧ではある気はする。

でもって、今の子供は「外」でどのようにエロ本と出会うんだろうか?
いまや、外にはエロ本はないのか?? 今でも竹やぶに落ちているのか??

そのへんが気になります。是非若い世代のエロ本ファンの方、現状を教えてください(笑)

現実的に考えると、今はエロは昔よりはるかに手にはいりやすいメディアになっている気はする。ネットでは無修正の動画などいくらでも見られるし、コンビニにもいくらでもエロ本はある。同人誌もたくさん買えるし(未成年でも買おうと思えば)…

なので、あえて外で見つけるエロ本に「心をときめかせる」必要はないのかもしれない。そのへんは少し寂しい(^_^;

世代別、エロ本との「めぐりあい宇宙(そら)」などの企画はいつかやってみたいな〜(^_^;

2009
自分の性癖ベスト10
5 ero
このエロマンガサイト?を立ち上げる際に悩んだのが「エロマンガ ベスト10」のような企画をすべきか?

このサイト自体は、レビュー専門サイトでもないし、なにより私自身がそんなに「エロマンガ」を読んでいない。正確ではないが、去年買った成人向けマンガの冊数なんて、40冊ぐらいである。

なので、そんな自分が「このエロマンガを読め!」みたいなえらそうなことが言えるのか? と、実は悩んでいた。もちろん、エロマンガ自体は好きなのだが、広く深くエロマンガを読んでいるわけでないし、性癖的にもかなり偏りがある。

まず、エロマンガファンとして一番のメジャー性癖「ロリ」が苦手である(^_^;

これは、非国民ならぬ、非エロマンガ民と言われてもおかしくない。さらに、私がエロを買うときは基本的に、試読ができる「メロンブックス」や「とらのあな」などである程度自分の好きな傾向のエロマンガしか買っていない。この時点で、すでに全体を語る資格がない(^_^;

と、最初はやはり私なんかのできる企画ではないと思っていた。

しかし…

本当にそれでいいのか? という気持ちも同時に起こってはいた。ようするに、こういうエロマンガのベストテンのような企画は、基本的にほぼ他人と被ることのないランキングになる「100人100エロ」の企画だ。だとしたら、誰のために行う企画かというと、他人に参考にしてもらうためではなく、あくまで「自分のため」なのだ!(^_^;

自分のためというよりは、エロマンガファンが、自分はこんなにエロマンガが好きなんだ!と言うことをアピールする場であって、レビュアー、もしくは私のようなサイトを持つ人間のある意味「義務」なのだと!(笑)

というわけで、自分にかなりの言い訳をしつつも、やはり自分のベスト10を考えてみることにした。
さらに、どうせならと「酔拳の王 だんげの方」さんのところでやっている「2008冬 エロマンガ10 〜アカネを追いかけて宝物を発見したあの頃〜」に参加してみることにした。

ただ、やはり読んでいる冊数が少ないので、ベスト10と言う形でランキングすることは難しいので、10冊に絞り込むと言う作業で勘弁してもらいたい。

選考基準は、mixiで行っている今年行ったエロマンガのレビューでの星の数を参考に10冊を選んでみた。

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2009
アヘ顔を通してみる、イキ顔の考察
76 ero
最近自分がmixiでレビューした「ツンデロ」というエロマンガでキーワードとした言葉が「アヘ顔」だった。


(著)武田弘光 コアマガジン


ただ自分でも「アヘ顔」という単語を自然に使ってしまっていて、よくよく考えてみるとこの「アヘ顔」についてよくわかってない部分があることに気づき、自分なりに調べてみた…

ただ「アヘ顔」に関しては、WebLab.otaさんがすでに「アヘ顔の歴史」というコラムで詳しくのべているので、非常に参考になる。

WebLab.ota、さんも気づかれたいたが「アヘ顔」というジャンルが近年非常に目立った来た1つのエロマンガにおける表現であり、それ故、起源、歴史、人気の理由などが必然的に気になりはじめるわけだ(^_^;

現在の所「アヘ顔」厳密な定義はないが、傾向的にはいかの3点が挙げられる。(WebLab.otaさん定義より)

目が白目を剥いている
舌がだらしなく出ている
汁気がある(涙でも鼻水でも精液でも唾液でも)
ただ「語源」についてはいろいろ調べてみたが、確証の得られる情報は得られなかった。間寛平の「アヘアヘ」からきている、などの説もあるらしいが、どうも説得力がなく「アヘ」という言葉自体は昔からあるが「アヘ顔」となると、いつ誰が言い始めたのかはまだわからない。(もし知っているか違っていれば教えていただきたい)

それでは「アヘ顔」を最初に使い始めた作家は誰なのであろうか?

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2009
何を研究するのか?
0 ero
あけましておめでとうございます。稀見理都です<(_ _)>
本年もよろしくお願いいたします。

まず最初に、本サイトの「バナー」を制作いたしました。


http://ero.manga-studies.com/images/banner/banner.jpg
もしバナーをサイトに載せていただける場合、上記のURLを直に書いていただければ、バナー変更の際も問題なく表示されると思われますので、お願いいたします。

また、リンクに関しては特に承諾は必要ありませんが、教えていただければそれはそれでありがたいので、メッセージをいただければ幸いです。

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