ども、
稀見理都です。
先日初めてご挨拶した作家さんに「
稀見さんは三峯徹さんのような方だとずっと思っていました!」と言われました。でも、その方は三峯さんにはあった事はないんですよ(笑)
なので、僕はその方が勝手に想像している三峯像を知らないので、結局どういう像だったのか未だに不明です(笑)
さて、今回は昨日(5月12日)発売された、キルタイムコミュニケーションさん発行の美少女コミック誌「コミック アンリアル」の8周年記念号のお知らせと、アンリアルにおける、三峯徹の本気をご紹介いたします。
■8周年はすえひろがりで縁起がいい!!
さて、昨日発売になったアンリアルVol.49ですが、めでたく創刊8周年記念号となりました。え、10周年とかだったら分かるけど、ちょっと中途半端じゃねぇ? と思われるかもしれませんが、そこはいろいろな
大人の事情! いや、でも100回記念のようなアニバーサリー号でも何もしない雑誌もあるわけで、そう言う意味では「
勝手にお祝い委員会」のこのサイトとしては、記念号があるからにはやはりお祝いはしなくてはと言う気持ちなのです。
といっても、実はアンリアル5周年の時にも、同じような記事を書いていますので、実は若干ネタ切れ気味(笑)
美少女雑誌とデジタル、CG集の歴史。そしてアンリアル5周年!
いや、そこは何とかしなくては、日頃お世話になっているキルタイムコミュニケーションさんに申し訳がない。あ、そういえばあまり触れてはいませんでしたが、実はキルタイムさんのアンリアルと双璧の雑誌「二次元ドリームマガジン」にて、連載記事を書かせて頂いています。
誌面にて「
美少女コミック雑誌のゲンバ」という、今までの美少女コミック雑誌をふり返りつつ、エロマンガの歴史を少しずつ突いていこう、というコラムです。ニッチな雑誌にさらにマニアな話題で誰が着いてきてくれているのか毎回不安ですが、もし
興味などがありましたら読んでいただければ幸いです。
コミックアンリアルは2006年の6月に創刊したエロマンガ誌としては、比較的まだ歴史の浅い雑誌ではありますが、キルタイムさん初の美少女コミック誌という事もあり、激戦のエロマンガ誌の中で何とか個性を出そうと最初からかなりマニアックな内容、ニッチな層をターゲットにした雑誌でした。
なにせ、タイトルが「
アンリアル」ですから…
2次元というだけで、非実在と呼ばれる昨今、2次元でありさらに非現実なエロマンガを目指すという、なんとも自虐的…いや、挑戦的なタイトルでしょう。
しかし、このタイトルは伊達ではありません。アンリアルという名の通り、SFからファンタジー、獣姦から、透明人間、そしてあり得ないと思わせるあらゆるシチュエーションを取り入れたマンガのラインナップを揃え、よりニッチなファンを獲得していくのです。
断言しましょう、アンリアルは今全てのコミック誌の中で、一番読者のリテラシーが高い雑誌だと! それほど、何かを超越した破天荒なストーリーなのです(褒め言葉)
すいません、本当はもっと掘り下げたいことはあるんですが、時間の都合上カットと言うことで… そのかわり、歴代表紙のコラージュを(笑)
(順番はバラバラです、こんなものがあったとさ〜、という感じでご覧ください)
あ、忘れていました、宣伝宣伝!
8周年記念号ですが、特別付録として特大ピンナップに
豪華メンバーのデジタルコミックを収録したCD-ROMが付いてきます!
「エロマンガノゲンバ Vol.9」でもインタビューさせていただいた、横槍メンゴ先生の、アンリアル収録作品もしっかり入ってますよ!
エロマンガノゲンバ Vol.9
2013年12月発行 140P 1,000円 (画像をクリックすると詳細が見れるよ!)
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「COMIC ZIN」で委託中です
※ 書店委託は、定価より若干高めになります。
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■進化する三峯徹!!
さて、アンリアルで何か特集をと考えたんですが、真っ先に思い付いたのが三峯徹先生のお話。って、このネタじゃ「アンリアル」は特に関係ないじゃん〜と思うかもしれませんが、そんなことはありません。アンリアルならではの細かい変化があるんですよ〜
というわけで、エロマンガ界の座敷童こと、三峯徹先生におけるアンリアル史をふり返ってみましょう。
まずは、創刊当初の2006年9月号での先生の投稿作品です。先生独特の女の子の直立不動方像ですね。非常に艶やかです!! 乳首トーンは相変わらず41番なんです。
この先生の一番スタンダードとされる、女の子全裸直立不動黒髪ミドル、と、まるで花火の名前のような命名ですが〔勝手に付けてます)、このスタイルがしばらく続きます。しかし、2010年に小さな変化が起こります。
なんと、今までほぼ全て全裸だった女の子像がついに服を着ます。しかも、この服はいったいなんでしょう? どうやら、戦隊ヒロインを現したデザインとなっています。耳や頭の飾りが、ヒロインらしさを際立たせている証拠です!
また注目すべきは文章です。「
エネルギーはあなたのミルクなの」というセリフがありますが、これはこの時期にキルタイムさんが力を入れていた、搾乳プレイに合わせてきたと言うことでしょうか? ようするに、三峯氏の作風が、アンリアルという雑誌をかなり意識しはじめた瞬間だったと思われます。
そして、決定的だったのがこのハガキでした。
服は服でも、アンリアルのヒロインに一番多いとされる、ビキニ鎧型です。そして文章が「アンリアルと共に成長する」とあります。これは、もうこれからのハガキは、常にアンリアルと共にありますという宣言に他ありません!!
このハガキ以降、基本この「女の子直立不動ビキニ鎧」になります。
そして最新系はこちらです!
非現実の象徴、人造人間にまで発展しました。まさに、アンリアルと共にを体現しているないようと言ってもいいでしょう。
このように、アンリアルという題材を三峯氏もかなり重要だと捉え、そこに負けじと自分の作品をさらに発展させる三峯氏は本当に素晴らしい。投稿生活ももうすぐ25年を迎える先生、さらなる発展を期待いたしましょう!!
最後に、とりあえず先生の投稿されたハガキのコラージュです。
〔ほぼ全てあります(笑))