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にったじゅん先生 インタビュー

2010
師走の翁先生 インタビュー
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雨まじりの寒い4月の渋谷。しかし、このどんよりとした天候とは逆に私の気持ちは高ぶっていた。それはもちろん、昔から大ファンであった「師走の翁」先生にインタビューさせていただけるからだ。
先生にインタビューのオファーを行ったのは、コミケ(C77)。
直接先生のサークルスペースにお邪魔し、直々にお願いしたのだが、こんな訳のわからない同人誌企画故に、断られるのを覚悟していた私にとって耳を疑うお返事をいただけた。

「いや〜待ってましたよ!(*゚▽゚)ノ」


なんと、存在を知っていてくれたという事だけでも天にも昇る気持ちだというのに、先生自身がこの企画に呼ばれるのを待ち望んでいてくれたとは!! オレはなんて幸せな男なんだ〜〜(T△T)


ゲストプロフィール
師走の翁

「コミック阿吽」(1997年ヒット出版)でデビュー。乱交ハーレムものを得意とし、大人数が入り乱れる大胆な画面構成、奇抜なストーリーには定評がある。「シャイニング娘。」はエロマンガでは異例とも言える6巻(外伝を除く)のロングラン連載を達成。多くの作家に影響を与える!
【Blog】オッキーナ曰く


■落ちたその足でブルセラショップに行って、エロエネルギーを充填

稀見:まずは定番のデビューの経緯を教えていただけますか?

1997年1月号の阿吽で「第1回の阿吽ニューフェイス大賞」でデビューされましたが、もちろん他のエロマンガ雑誌もいろいろあったとは思うんですが、なぜ阿吽だったんですか? 阿吽もまだ創刊したばっかりの時期ですね。

デビュー作の載った「阿吽」1997年1月号


第2回新人賞の募集カットに使われた


師走:そうですね、デビューのきっかけは、友達が勝手に送った私の写真がアッ○フロントエージェンシーに認められて… じゃなくて(笑) まじめに答えていいんですよね?(^_^;



実は一番最初に一般誌に持ち込みをしたんです。角川書店の「コミックコンプ」だったんですけど、箸にも棒にも引っかからなくて(^_^; その時は格闘マンガだったんですが、編集者に「キミ、グラップラー刃牙とか読んでる〜?? (-ε-)  読んだ方がいいよ!」とか言われて(笑)

そんな感じで、即座に追い返されるような状態だったんです。で、同時期にエロ同人も始めていて、同人を続けつつ趣味でハガキ投稿も始めたんです。阿吽の前身の雑誌で「闘姫(とうひめ)」というのがあったんですよ。他の雑誌(一般誌も含めて)やいろいろな所にハガキ投稿をしていましたね。



で、「闘姫」では投稿ハガキが比較的いい扱いを受けて、よく載せていただいたんですが、当時「闘姫」編集長(現・阿吽編集長)が投稿ハガキでうまい人に「マンガ描かない?」みたいな勧誘をしていて、それが私の所にも来たんです。じゃ、1本商業のエロでも描いてみようかと思って阿吽を選んでみました。


なので、阿吽だからという理由でなく、その前身の「闘姫」で誘われていたからというのが阿吽に持っていった理由ですね。
稀見:他の雑誌にもはがき投稿はしていたけど、ヒットの編集部からのお誘いがあったから、というのが一番大きな理由ですね。
師走:そうですね、それで作品は郵送で送ったんですが、編集から電話がかかってきて「会わないか?」という話になったんです。
稀見:そこで、初めて会いたいという事だったんですか! 持ち込みだと思いました。
師走:「第1回の阿吽ニューフェイス大賞」に応募として送ったんですが、それに入選してそのまま「来月も描ける??」「はい!描けます!(;゚∀゚)」という感じで、そのままデビュー連載と…(^_^;

投稿作品がそのまま掲載「カウンセラーはどこだ?」


稀見:では、もしかしたら他の出版社の方が先生を誘っていてくれたら、他の雑誌で描いていた可能性もあったわけですね!
師走:そうですね、なによりとんとん拍子で進みましたからね〜。 でも、今この号を見ると、気持ちいいぐらい私しか残っていませんね(^_^;
稀見:そうですね〜(^_^; 他の雑誌で描かれている作家さんはいますが、阿吽で描き続けている作家さんは、先生しかいないですね。
師走:飲み会などでお話しすると「的良みらん先生」が阿吽で描かれていた時代があったという事を知らない作家さんも多いですからね(^_^;
稀見:そうですよね〜。でも、阿吽もなんだかんだいって今年で14周年の息の長い雑誌になったので、そういう歴史がある事を知らない方も多いかもしれませんね。

では、そもそも同人を描き始めたきっかけはなんだったんですか?
師走:その辺は微妙ですね。高校時代も一応絵は描いていて、同人誌も挑戦はしているんです。それはエロなしの「ナディア」と「サイレントメビウス」の同人誌で、学校の印刷機で勝手に印刷して余りを放置したせいで、残った同人誌が校内のいろんな所に風に乗せられて散らばって学校中を乱舞してました(^_^;
稀見:それは部活動とかではなく、勝手に?(^_^;
師走:そうです。一応即売会には一度出した気はするんですが、2桁ぐらいしか売れてないとは思います。

高校ではそのぐらいで、その後大学受験をするんですが、大学受験をものの見事に失敗しまして(笑) 

失敗と言うよりも、某大学一本槍だったので、そこに落ちて「ああ〜じゃ、マンガ家やんべぇか」と思ったんです。
もし、大学に受かったら4年間マンガの実力をつけるか、幼稚園の先生を目指そうかと思っていました。
稀見:幼稚園の先生!(^_^;
師走:タラタラ浪人するよりは、デビューしちゃおうっと!

なので、合格発表見た5秒後にはそう決めて、気持ちを切り替えて「よし!ブルセラショップへ行こう!!」と。そして、落ちたその足でブルセラショップに行って、そういうエロエネルギーを充填し、家に帰りましたね(^_^;



でも、実は受験の日にもブルセラショップに行ってるんですよ。そりゃ落ちるって(笑)
稀見:とにかく、その日で大学の方は諦めて、エロマンガ家を目指そうと決めたんですね!
師走:で、最初は一般の持ち込みもしたんですが、箸にも棒にも引っかからなかったので。
ま〜それで、高校時代の仲間と同人サークルを作って同人誌などを作り始めたんです。で、その頃作った同人誌などを持ってきたんですが…


稀見:おおお〜これは、貴重な資料です!(;゚∀゚)=3
師走:高校卒業してすぐあたりなので、18歳ぐらいの時ですかね。サークルでの合同誌です。この後、数多の伝説を残す「濱まちす」クンと、高校時代の同級生や先輩などと一緒に作った「快楽野郎Gチーム」というサークルですね。
稀見:基本は、アニパロとゲーム系ですね。
先ほど「ブルセラショップ」に行ってエロ充填したという話もありましたが、マンガ家を目指す時点で「エロ」という方向性があったんですか?
師走:同人ではエロという意識はありましたね。創作同人するよりは門戸が広いというか、エロに対する拒否感はありませんでしたから。それで、どうせやるなら売れなくっちゃ!と思って、部数を増せる方向で努力しようと。

なので、そういう方向性もあったので、エロという事はその頃には決めていましたね。
稀見:まーこの頃のエロマンガ雑誌って、今より比較的内容に自由度がありましたし、同人の延長という事ではないんですが、自分のやりたい事を試すにはいい場所だったとは思いますよね。
師走:エロマンガをずーっと描いていく上で思っているのが、100%全力ではあるんですが、基本的にマンガに対する「実験場」というつもりで描いているんです。今でも、描きたい!って思った事は常に描かせていただいてるので自由な立場で、やらせていただいてます。
稀見:もちろん、師走の翁先生クラスの先生なら「これが描きたい!」と言えば、なんでも通りそうな気はしますが(笑)


逆に、これは担当さんによるとは思うんですが、結構ダメ出しされる作家さんの話もよく聞きますので、そういう意味ではエロマンガとはいえ、自由度が減ってきたな〜とは思いますね。
師走:これは、ちょっと誤解されるかもしれないんですが、「悪ノリ」って重要だと思うんです。


編集がどう言おうと、読者がどう思おうとやりきっちゃう。「いいじゃん、これ絶対面白いから!」という。まして、エロマンガならどんどん常識からはみ出す「悪ノリ」は、あってしかるべきだと思ってます。


■師走の翁、創作の原点 ! 学生時代から〆切に追われていた!?

稀見:ちなみに、学生の時の部活動とかは?
師走:中学の時は、最初はバレー部でした。でもそこは不良のたまり場だったのですぐ辞めまして、あとはフラフラしてました。でも、中学3年の時に、なぜか就任してきた校長先生が「美化清掃部!」というのを作りまして…(笑)
なんか、学校まわりを掃除して帰ってくると、校長室でアイスをくれるという(^_^;
稀見:おお〜飴と鞭じゃないですが、ご褒美をくれたんですか!
師走:もう、それを聞いて「入ります!!!!」って名乗りを上げて、1年間活動してました(^_^;
稀見:中学生にしては、かなり子供だましな方法ですね。でも、内申も上がりますからいいのかも(笑)

では、中学の頃に他に熱中していたものはありますか?
師走:テーブルトークRPG」ですね!
稀見:おおおお!それは、なかなか通な趣味ですね!
師走:「テーブルトークRPG」は私の創作の基礎を作ったものだとは思っています。私、ずーっと、「ゲームマスター」をやってたんです。
稀見:マスターですか!? でも、あの頃マスターをやるのって結構大変じゃなかったですか?まだそんなにメジャーじゃなかったですよね?
師走:そうですね、でも、ソードワールドやウィザドリー、D&Dをやってたんですが、年間200本ぐらいオリジナル話を考えてやっていたんですよ!!(*゚▽゚)



D&D プレイヤーズハンドブック


何本かはシナリオ集などを使ってはいたんですが、その当時の仲間はみんな「TRPGをやらせろ、やらせろ!」と文句を言うんで、友人の家に行く移動の2時間で話を1本考えるみたいな、しかも起承転結のある話を考えないといけなくて。
稀見:それはすごくいい訓練というか、もちろんマンガ家になるための訓練じゃなかったとは思いますが、話を作るという作業のいい基礎になっているのは確かですね!

それを年間200本となると、けっこうな体力があると思いますよ。でも、そのRPGの世界観を作って、そこの中のキャラクターを動かすという意味では、物語創作をする上での基礎がいやでも身につきそうです(^_^; ある意味、師走の翁の創作の原点!ではないかと思いますね!
師走:そうですね… ぶっちゃけ、お話を作る力はそこでかなり鍛えられましたね。中高、19歳ぐらいまでやってましたからね〜。



なので、前回こういう話にしたから、今回は逆にこうしよう!というのが、今の毎月の読み切りにおける、先月陵辱ものだったから、今月和姦!みたいなものにすごく似てますよね。
とりあえず期限までにお話を無理矢理作り上げる力はそこで養われたと…(^_^;
稀見:逆に考えると、当時から〆切に追われていた状態だったと(笑)
師走:TRPGと同じぐらい、もう一つの創作の原点になっていると思うのは、「聖(セント)エルザ・クルセイダーズ」ですね! 松枝蔵人(まつがえくろうど)先生の。

聖エルザ・クルセイダーズ(著:松枝蔵人)


ラノベのはしりだった頃ですが、そこで初めて伊東岳彦 (いとうたけひこ 当時:BLACK POINT)先生に出会って「宇宙英雄物語」にハマッったりして、小説では「聖エルザ・クルセイダーズ」、マンガでは伊東岳彦先生がかなりコアな部分を占めていますね。

宇宙英雄物語(著:伊東岳彦)




それが、たくさん女の子が出てきてなんやかんやお話が展開していく、ある種の「萌」をベースにハマった最初の作品でしたね。当時サイドストーリーみたいなものが、カセットで出ていたんです
稀見:カセット文庫みたいな!
師走:そうそう、カセット文庫ですよ。もう、毎晩聴いてましたよ(笑)
最後にCDが1枚出たんですが、もう毎晩ローテーションで聴いていました!


これは全然オフレコにしなくてかまいません(笑)

稀見:では、ここで参考資料を1つ!
「サイゾー」 に「シャイニング娘。」の記事が載っていたんですが、これは先生の所には何か連絡があったんですか?

「サイゾー」(人気漫画の罪と罰特集号)


師走:ハイ、ありました!これは全然オフレコにしなくてかまいません(笑)

これは、まず先に取材依頼があったんです。その取材依頼内容が「モ○ニング娘。」について語ってくれという内容だったんです。しかもこの時期はどちらかというと「モーニング○。」の人気がやや落ちてきていた頃だったので、彼女たちを揶揄する感じで語って欲しい、みたいな依頼だったんです。私は叩くつもりはなかったので、お断りしたんです。でも、お断りをしたら今度は私のマンガを叩く記事になってしまったと(笑)

でも、記事の中でこういう内容のマンガは許されますか?? という質問に弁護士が「大丈夫です!!」って言っているという(笑)

こんなマンガがあっていいの? と、ちょっとした問題提起?


稀見:しかも、答えている弁護士さんが、今表現問題で先頭に立って闘って下さっている「山口貴士弁護士」さんなのが非常にタイムリーです!


■仮眠をとっていたら天啓が! それが「シャイニング娘。」

稀見:「シャイニング娘。」についての質問なんですが…。
師走:そう来ると思って、もうドン引きするような写真を持ってきましたよ。おいらはマジオタなんだぞと言う(笑)




稀見:ううわああ〜すごいですね!(||゚Д゚)ヒィィィ!
じゃ、もともと好きだったんですか?
師走:微妙ですね。まーまー好きだったんです。でも、描き始めたらどんどん好きになっていく感じでしたね。
稀見:気になっていた存在ではあったんですね? そして、描いていくうちに徐々にハマってくと!
師走:面白対象ではありましたね。当時「ASAYAN」に出ていたときは、面白い対象物だったんです…。
すごく事象として面白くて。

なので、今これが面白いぞ!というアンテナに引っかかっていた1つではあったんです。で、これを題材としてマンガを描こうと思い、どうせやるならと思って調べまくっていたら、こんな状態になったと(笑)
稀見:では、最初はあくまで資料として集めていたのが、完全に趣味と合致して拍車がかかった感じですね。
師走:「宴」をその前まで描いていたんですけど、「宴」の最終回を描こうとしているときぐらいに、その次の作品をどうしようかな〜と考えていたんです。

「宴」がモロ純愛路線というか、恋愛ものだったので、そろそろ陵辱ものを描いてみたいとは思っていました。でも、まだ抵抗があって、ただ単に女の子を襲って、犯ってしまう話は描けないと思って、自分の中での「いい訳(エクスキューズ)」がほしかったんです。

最初は、よくある「女戦士!」とか考えたんです(笑)

何でかよくわからないんですが、「女戦士」ってレイプされてもそんなに気にならないんですよね(^_^;

ファンタジーだからなのか、それとも、もともと「業」を背負っているキャラクターだからなのかわかりませんが、そういういい訳ができるじゃないですか?! そういう類(たぐい)のものを自分の中で探していたんです。そういうものを模索しているときに、「宴」の最終回描いてる途中ちょっと仮眠をとっていたら、天啓のように「モー○ング娘。だ!!!!ヽ(*°ω°)ノ」と、降りてきて、ほぼその段階で出来上がった感じでしたね(笑)

なので、最初はエクスキューズとしての「モーニ○グ娘。」だったという…。
稀見:そもそもどのくらいの話数として考えていたんですか?
師走:最初は3話ぐらいの話として考えていたんですが、私の中でよくある、話広がっちゃったバージョンですね(笑)

それが単行本2巻に膨れあがっちゃいましたからね。

で、最初の方のキャラは融合キャラが多かったんですよ。最初の「矢○」は「ナ○チ」と混ぜてるんです。あと、「加○」は「」と混ぜていて複合的なキャラクターの作り方をしていたんです。
稀見:最初はややぼかしてはいたんですね。それがいつの間にか直球に(^_^;
師走:そうですね、もうそのまま!という感じに(^_^; で、最終的に○ちゃんが出てきたときに「○ちゃん!描きやすい〜〜ヽ(*^^*)ノ」って(笑)
稀見:いや〜、そんなに詳しくない私でもよくわかりましたからね(笑)

でも、もっとすごいな〜と思ったのが、顔はもちろん描き分けが必要だとは思うんですが、ボディーラインや裸体などもしっかり描き分けてたじゃないですか! もちろん、水着などの写真などはあるとは思うんですが、素っ裸の資料はないわけですから(笑)
師走:いや〜大変でしたね。もー年頃の女の子ですから、すぐに体形が変わるじゃないですか(笑) ○、○護が超絶横に広がっていったのでどうしたものかと(^_^;

この2人には、今後苦しめられた?(笑)




体型を追うのも難しいんですが、エロマンガって大半が「喘ぎ顔」じゃないですか? 実際の喘ぎ顔なんて見た事ないもん(笑) 笑顔ならいくらでも資料はありますが、喘ぎ顔なんて無いので、喘ぎながら似せようと描くんですが、それでも「似てない!」って言われて大変でした(^_^;
稀見:やはり「似せろ!」という要望が多かったんですか?
師走:ありましたね。そこは難しくて、似せるための努力をすべきか、美少女マンガとしての体(てい)を保つべきなのか…。

そのへんは、いろいろチャレンジでしたね。○ちゃんの歯並びの悪さもそのまま描きましたし、でもそこはマンガ的にチャームポイントとして表現できるとは思ってました。似顔絵を描くだけならそんなに難しくはないんですが、エロマンガのキャラに落とし込むにはやっぱり苦労しましたね。
稀見:これだけの人数が出てくるのに、ちゃんと区別できるというのがすごいと思いましたよ!
師走:いや〜ホント、死にかけましたよ(^_^; 



■こういう時は仲間割れはやめようよ〜(^_^; と思いますね

稀見:今回の「非実在青少年」のような、マンガの規制問題について先生のご意見を伺いたいんですが?
師走:自分自身について思う事は…三谷幸喜さんの作品の「笑(わらい)の大学」というのがあるんですが、舞台版がすばらしいんですよ。話は戦前に国家権力が喜劇を規制するお話なんですが、喜劇作家は何とか規制をすかしたり逆らったりして書こうとして、結局赤紙が来るまで書き続けて、検閲する方も最後は生きて帰ってこい!という感じの話なんです。この話は私の中でのバイブルとなってます。もう、何十回もビデオを見直しています。

笑の大学 舞台版 DVD


なので、私は規制されてもエロマンガ家の戦い方としてマンガは描いて行こうとは思っています。それに、規制しても現実の犯罪に対して何の意味がないというのは、もうみんなの思っている事でしょうし、遅れている考えだとは思いますね。なので、規制に関してはもちろん反対で、オフィシャルにもいくつかの媒体に名前を出して反対の意思表示をさせていただいています。

…あと個人的に思う事は、ガチエロではないけど、微妙なラインの雑誌ってあるじゃないですか、その雑誌、もしくは作者に対しての、規制反対側からのバッシングとかをたまに見るんですが、こういう時は仲間割れはやめようよ〜(^_^; と思いますね。

もし自分がそういう雑誌で描いていたら、表現者として逆に規制の限界に挑戦すると思うんですよ。例えば「少年ジャンプ」であれば、ジャンプで許されるお色気の限界を作家として攻めると思うんです。だから、ある意味編集部は責められるべきかもしれませんが、作家としてそこで描いている人を責めるのは、どうかなーと。そもそもタブーに挑戦するのが作家の性のようなものなので、そこを責めても始まらないので、ホント、とりあえず問題が一段落するまでは仲間割れはやめようよ〜とは思いますね(^_^;


■ファンにメッセージを!

稀見:最後にファンにメッセージを!
師走:「シャイニング娘。」で離れてしまったファンの方も(笑)これからは、オリジナルなエロいマンガをたくさん描いていきますし、世の中出版不況なので、よろしく応援お願いいたします<(_ _)>


■インタビューを終えて

4月の渋谷 貸し会議つにて収録


インタビューは毎回最大4時間ぐらいを想定してスケジュールを立てているんですが、今回のインタビューほど時間が足りないと思ったことはなかったです。それほどまだまだ話し足りないことが多く、正直もう1回別のテーマでインタビューしたいぐらいです(笑)
もちろんオフレコも多かったのですが、内容自体も非常に濃く、充実した記事を書くことができました。先生にはいろいろご協力いただき、この場を借りてお礼申し上げます。

さて、インタビュー後は「師走の翁先生を囲む会」を開き、多くの作家さんを呼んで、ちょっとしたパーティーを開きました。「エロマンガノゲンバ」でインタビューさせていただいた作家さんを多くお呼びしたんですが、一つの会場に「ゴージャス宝田先生」「月野定規先生」「師走の翁先生」のビッグ3がそろうという、ある意味奇跡的な3リーショットを目撃できて、もの凄く感激でしたヽ(*°ω°)ノ
(ちなみに、3人が同時に顔を合わせるのは初めて)





■同人誌ではこの3倍!!

というわけで、「師走の翁 インタビュー」の完全版は、同人誌「エロマンガノゲンバ Vol.3」に収録されています。
完全の記事の他に、豪華なゲストによるレポートマンガなどが盛りだくさんです!

エロマンガノゲンバ Vol.3


「師走の翁先生」表紙


東雲龍先生のレポートマンガ


柚木先生のレポートマンガ


URAN先生のレポートマンガ


東雲龍先生、柚木N’先生、URAN先生の豪華女流作家人のレポートマンガも超期待です!


■既刊本のお知らせ

以下のバックナンバーを委託中です。表紙をクリックしますと、内容が表示されますよ!(在庫は相変わらず少ないので、お早めに〜)

エロマンガノゲンバ Vol.3
2010年8月発行 140P 1,000円 (画像をクリックすると詳細が見れるよ!)
インタビュー特集!
  • 師走の翁
  • にったじゅん
  • 岡田コウ
その他の現場!
  • エロ本ができるまで(赤月みゅうと)
  • 携帯エロマンガの現場
  • 納本の現場(国会図書館に同人誌を!)
「COMIC ZIN」さん「とらのあな」さんで委託販売中です。
COMIC ZIN とらのあな
※ 在庫がない場合もあります。書店委託は、定価より若干高めになります。

エロマンガノゲンバ Vol.2
2009年12月発行 140P 1,000円 (画像をクリックすると詳細が見れるよ!)
インタビュー特集!
  • 月野定規
  • 紺野あずれ
  • 柚木N’
その他の現場!
  • 図書館の現場(国会図書館、米沢嘉博記念図書館)
  • イベントの現場(三峯徹、貧困問題)
  • 座談会(米倉けんご大好き女子座談会)
「COMIC ZIN」さん「とらのあな」さんで委託販売中です。
COMIC ZIN とらのあな
※ 在庫がない場合もあります。書店委託は、定価より若干高めになります。

エロマンガノゲンバ Vol.1
2009年8月発行 140P 1,000円 (画像をクリックすると詳細が見れるよ!)
インタビュー特集!
  • ゴージャス宝田
  • RaTe
  • みたくるみ
  • URAN
その他の現場!
  • マンガ制作の現場(みたくるみ、URAN)
  • 表現の現場(規制問題)
  • 販売の現場(漫画王倶楽部)
現在絶版中です。今のところ再版の予定はありません。


■師走の翁 単行本紹介

著者:師走の翁
発行日:2009年9月
1,100円(税込)


著者:師走の翁
発行日:2009年9月
1,100円(税込)


著者:師走の翁
発行日:2009年9月
1,050円(税込)


著者:師走の翁
発行日:2008年4月
1,000円(税込)


著者:師走の翁
発行日:2008年3月
1,000円(税込)


著者:師走の翁
発行日:2008年3月
1,000円(税込)



【インタビュー関連リンク】
 
80 ero

Re:師走の翁先生 インタビュー
うぉ。師走の翁先生のインタビューまで見れるとは・・・!
稀見 理都さん、羨ましいです!
ぜひ二回目のインタビューも期待してお待ちいたします。
0000-00-00 00:00:00 | CommentBy つる
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